2010/04/01

天下分け目の天王山

京都府山崎市の天王山の展望台からの一枚。
ふもとでは桂川、宇治川、そして木津川が合流して淀川に流れ込んでいます。

思いついたまま、何も計画せず、でも念のために履いて行ったトレッキングシューズで登ってきました。

高槻より少し京都寄りの阪急水無瀬駅から水無瀬渓谷に入って、ギロバチ峠、柳谷観音の楊谷寺を経由して、天王山頂上、そして下山。
大ざっぱな地図を片手に、畑仕事してた親切なおじさんに道を教わり半分、残りの半分はなんかマグレで正解の道を通ってました。


ランニングも山登りも、歩き始めた最初の1時間が一番つまらなくて、
「なんでやり始めちゃったのかなぁ~」なんて思いますが、
それを過ぎるとテンション上昇してきます。
今回はそれがちょうど若山神社から山道に入って、川沿いに歩いていた頃でした。
前日の吹雪いてたおバカな天候とは打って変わって、明るい日の光が木々の隙間からこぼれて水面に反射して・・・


それからずんずん歩いていくと、道が川から離れて本格的に木の間を山に向かって昇り出します。
まだまだ麓なので重なりまくった木の枝が邪魔して、太陽の光も一時シャットダウン。
ひんやりした空気の中、足音だけがザクザク響きます。
太ももの裏がちょっとピキピキし出して、ここからは一歩一歩踵からしっかり地面を蹴る意識を持って歩きました。

すれ違う人もちらほら、「こんにちは」と挨拶を交わすのは結構年配の、しかも単独の方が多くて、これは負けてられないと出来る限りテンポよく土を踏んでみます。
暗く湿った感じだった地面が、道を進むにつれて日差しが見えてどんどん乾いていって、おおおと思ってる間に、おじさんの言ってたベンチとテーブルがあったから多分あそこであろうと見当を勝手につけたギロバチ峠に到着し、ここで一休み。
そろそろお弁当?
いやでもでももうちょっと頑張ってから、ということで次の目標、楊谷寺へ。

峠から少し下って、車の通る府道に出ると府が変わって京都入り。
道沿いに歩くと・・・なんかお城みたいな巨大な瓦葺き家屋が!

楊谷寺
Wikipedia

地図上に名前があったから目的にしていただけで、こんなでっかいものだったとは。
独鈷水というなんか眼に良いらしいお水がもらえる結構有名なお寺でした。
もちろん飲んでみました。
硬水?というのか、まぁめちゃめちゃ美味しいという訳ではないのですが、大きなペットボトルに汲んでいる人もいたので、空いた500mlに入れて帰りました。

お弁当を食べてしまうと、なんだか風も冷たくなって、少し登山テンションが下がってきました。
時間は15時半過ぎ・・・このまま府道を下って帰ろうか、なんて気分になりかけましたが、うろうろしてみると天王山へのハイキングコース入口を発見。
よし、もう登ろう!ともう一度気合を込め直して、いざ山道へ。

どんどん乳酸が溜まってきて、どんどん体が重くなって、最初に比べてかなり口数の減った私。めげそうになりましたが、後ろからガシガシ聞こえる足音に負けたくなくて足を動かします。
日も暮れてきてか、なんとなく暗くなっていく道。
借り物の毛糸の帽子の中でムレムレの頭皮が気持ち悪い
だけどやっぱりしんどさよりも楽しさが勝ってました。
天王山頂上と書かれた白い看板を何回も通りすぎて・・・
最後の急傾斜を登って・・・

着いたー!!!
ボーンと開けた天王山山頂。
上手く写せてないけど、天王山から大阪側(多分)を見下ろした一枚。

天王山から山崎駅までは、よく整備されてて、まさに「ハイキングコース」という感じでした。
すごく近い間隔で神社があって、十七志士の墓があって、展望台があって、山崎の合戦を描いた陶板画も何枚か置いてあって・・・あっという間に宝積寺を通ってもうJR山崎駅でした。

休憩を入れてだいたい5時間前後、歩き終わった後には「もうちょっと行けるなぁ~」なんて言ってみたりして。
本当に残ってた体力はともかく、気分はそんな感じでした。

今回はちょっとやめておこうなんて言ってた焼き肉食べて、ビール飲んで、帰宅して、さっさとお風呂入って布団にもぐって寝ました。
心配だった筋肉痛はあまり来ず。

うーん!!今年はたくさん山に登りたいです。
日帰りハイキングをもっとして、泊まりでも行けるようになりたいです。
マラソンから登山に鞍替えしてしまうかも。

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