2008/12/31

To be with somebody

「今、すごく幸せじゃないですか」

夜明け前の空港帰り、スターバックスで眠い目を擦って、
その言葉に耳を傾ける。

幸せという概念がわからない。
今、幸せなのかもよくわからないし、
幸せになりたい、なんて曖昧なお願い事はしたことがない。

住人が一人、いや二人いなくなっただけで、
空間がやたら広い。

電気を一つ点けただけの部屋。
風邪薬を飲んで眠る小さな寝息と、
黒豆のくつくつ煮立つ音を聞く。

同棲。
この言葉の響きは、
なんとも言えない不安と安心の入り混じった時間を味気なくしてしまう。

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